とけないゆき
また、いつもの帰りの時間がきて、憂鬱になる。




「友樹くんと帰れるなんて、羨ましいよ。」



百花はそう言ってくるが


別に何も楽しくはないし、一緒に帰ってもいない。


「ほんとに、嬉しくない。」



私はもう


あんなやつに振り回されたくなかった。



「ねえ、友樹くんも誘ってさ、3人で帰らない?いいよね?」



大きな瞳をウルウルさせて頼んでくるもんだから


断りきれなかった。
< 33 / 123 >

この作品をシェア

pagetop