とけないゆき
私はただ、米谷を見て、米谷の話を聞いた。



10分もすると私と百花も離れ



2対2に分裂した。



高野と百花は笑いあって


肩と肩の距離を縮めながら私たちに気づくこともなく


前へ行ってしまった。



私は腕の中まで入ったけど


百花も結構な近さで。


どうせこのあと、百花も抱きしめるんだ。



そう思ったら少し切なくて。



優しくしてくれる米谷の横顔だけ


見つめる。
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