先生と教官室2〜新しい道〜
「っっせ…んせ、くるし…」
私の必死な訴えでやっと解放された唇は、さっきまでより熱い熱を帯びている。
先生の手で支えられている顔も同じように火照っているのが解る。
「なぁ、伊緒。」
「なんですか?」
息があがっている私とは違って、まだ余裕そうな先生。
そんな先生が、私の目をすごく真剣な目でみつめる。
「約束な、今日言ったこと。」
「……え?」
「今はまだ無理だけど、伊緒の将来が決まって無事卒業できたら、また挨拶に来るよ。」