解ける螺旋
◇
教授の受け持つ講義の準備を手伝った後、私は静かな廊下を講義の邪魔にならない様に、足音を忍ばせて研究室に戻る。
今日は健太郎がメインアシスタントをしてるから、私はその間一人で研究を進めて置かなければいけない。
次の実験の企画書を作っておけと言われたけど、私はどちらかと言うとこういう書類の作成が苦手だったりする。
どう考えても健太郎向きな作業なのに、最近の健太郎は敢えて私にやらせようとしてるのがわかる。
得意な方がやった方が効率的だと言うと、俺も得意じゃないと言われた。
それを言われたら私が苦手だから健太郎にやらせてるみたいだから、仕方なくちょっと頑張ってるけれど。
研究室のドアに手を掛けながら、樫本先生はいるかな、と考えた。
こんな事で今更相談するのも恥ずかしいけれど、今聞いておかないと後になったら聞けなくなる。
だから私は、居たらいいな、と思いながら研究室のドアの開けた。
「こんにちは~」
この時間は樫本先生しかいないと思ってた。
もしかしたら誰もいない可能性もあるけれど、シンと静まった研究室の奥、教授のデスクの方から、微かな物音が聞こえて来る。
やっぱり、と思いながら静かにドアを締めた。
教授の受け持つ講義の準備を手伝った後、私は静かな廊下を講義の邪魔にならない様に、足音を忍ばせて研究室に戻る。
今日は健太郎がメインアシスタントをしてるから、私はその間一人で研究を進めて置かなければいけない。
次の実験の企画書を作っておけと言われたけど、私はどちらかと言うとこういう書類の作成が苦手だったりする。
どう考えても健太郎向きな作業なのに、最近の健太郎は敢えて私にやらせようとしてるのがわかる。
得意な方がやった方が効率的だと言うと、俺も得意じゃないと言われた。
それを言われたら私が苦手だから健太郎にやらせてるみたいだから、仕方なくちょっと頑張ってるけれど。
研究室のドアに手を掛けながら、樫本先生はいるかな、と考えた。
こんな事で今更相談するのも恥ずかしいけれど、今聞いておかないと後になったら聞けなくなる。
だから私は、居たらいいな、と思いながら研究室のドアの開けた。
「こんにちは~」
この時間は樫本先生しかいないと思ってた。
もしかしたら誰もいない可能性もあるけれど、シンと静まった研究室の奥、教授のデスクの方から、微かな物音が聞こえて来る。
やっぱり、と思いながら静かにドアを締めた。