Rainy days never stay~心の傷痕~
再び目覚めたとき、私は1人でベッドの中にいた。

彼の姿はどこにもない。

・・・あれは夢??



見知らぬ簡素な部屋。
 

昨日の記憶を呼び起こす。

自分でベッドに入った記憶がない。

私、あのまま寝ちゃった??

彼の腕の中、温かくとても心地よかった記憶だけは覚えてる。

私は起き上がり、部屋を出た。

廊下に出ると、見覚えのある空間。

彼のマンションにいるのだと実感する。

私はリビングの扉をそっと開けた。

キッチンにいた彼がその音に気付き、顔を上げる。
 

すっかり身支度も整い、スーツ姿の彼。
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