護ってくれるのは・・・
☆仲間・・・?☆
「あっ!!雪華、どこ行ってたの?心配だったんだよ~♪」
と、言う割には暇そうに私の机に座っていた。
「行くんでしょ。えっと・・・」
「萌奈ちゃんね。名前ぐらい覚えなよ・・・」
「うるさい!!行くよ!!」
「へーい。」
そして、萌奈(?)ちゃんの家に着いた。
!!
またあの感じ・・・。
ここにも12神将がいる・・・?
(太陰いる?)
私は声に出さず心の中でつぶやいた。
『いるわよ。』
姿は見えないがすぐそばにいるのだろう。
(ここにも12神将いるよね。)
『さすが雪華。分かる?清明の命令でここにいる女の子を守ってるはずよ。』
(それって・・・鈴木萌奈?)
『そうよ。呪詛をかけてる張本人。』
(劉に?)
『そう。あのカッコイイ男の子に❤』
(あっそ。)
やっぱり劉に呪をかけてたのは萌奈ちゃんだったんだ・・・
「おーい。起きてる?」
そっか。劉には太陰との会話は聞こえないんだ。
「うん。大丈夫。」
「でさ、なんか分かった?」
「やっぱり萌奈ちゃんが呪をかけてるみたい。また雑鬼達に聞いてみるけど。」
「そっか。ごめんな、俺のために。」
いつもと違って弱気な感じだった。
まるでライオンが子猫にでもなったかのように。
「あんたに心配されるほど弱くないから。大丈夫!!」
劉は無理やり笑顔を作っていた・・・。