ちぇりラボ
櫻の秘密①
―7月15日 PM17:07―
「はぁあああああ……やっと終わったよう」
ただいま実験終了!!ムズいと名高い授業だけに骨が折れる。
そのせいか授業を受けているのも全員で5人。あたし以外は男の子だ。
今日は学校から10キロくらい離れた荒野での野外実験。トカゲさんと戯れ……もといトカゲさんの持つ毒の成分の採取をしていた。まぁ予想通り怒って襲ってきたわけだけど。
さっきの参事を思い出して身震いしていると、呆れてあたしを見ている同じ班の鶴岡君と目が合った。
「終わったって、おめぇは端から石ころとか麻酔ナイフとか虫コロリとか投げてただけじゃんよ!!」
うんうん嘆くと思ったよ。
「……だって火ぃコワいじゃん熱いじゃんアブナいじゃん」
さっきも言ったようにトカゲさんは怒って襲ってきたわけだけど、そりゃぁ3メートルの巨体で火まで吹かれた日にゃ誰だって戦線離脱したくなる。
「はぁあああああ!?だったらこの実験受けるなよ!!」
「……てへっ」
「……」
あたしのきゃぴきゃぴ攻撃に何を思ったのか足元に転がっているトカゲさんをツンツンし始めた鶴岡君。
すまぬ鶴岡君。あたしゃね、あたしの野望と来たるべき将来のためにこの実験を受けているのだよ!!だけど時が来るまでは誰にも言うわけにはいかないのさ。
「はぁあああああ……やっと終わったよう」
ただいま実験終了!!ムズいと名高い授業だけに骨が折れる。
そのせいか授業を受けているのも全員で5人。あたし以外は男の子だ。
今日は学校から10キロくらい離れた荒野での野外実験。トカゲさんと戯れ……もといトカゲさんの持つ毒の成分の採取をしていた。まぁ予想通り怒って襲ってきたわけだけど。
さっきの参事を思い出して身震いしていると、呆れてあたしを見ている同じ班の鶴岡君と目が合った。
「終わったって、おめぇは端から石ころとか麻酔ナイフとか虫コロリとか投げてただけじゃんよ!!」
うんうん嘆くと思ったよ。
「……だって火ぃコワいじゃん熱いじゃんアブナいじゃん」
さっきも言ったようにトカゲさんは怒って襲ってきたわけだけど、そりゃぁ3メートルの巨体で火まで吹かれた日にゃ誰だって戦線離脱したくなる。
「はぁあああああ!?だったらこの実験受けるなよ!!」
「……てへっ」
「……」
あたしのきゃぴきゃぴ攻撃に何を思ったのか足元に転がっているトカゲさんをツンツンし始めた鶴岡君。
すまぬ鶴岡君。あたしゃね、あたしの野望と来たるべき将来のためにこの実験を受けているのだよ!!だけど時が来るまでは誰にも言うわけにはいかないのさ。