意地悪同期にさらわれました!

……「東吾…」

そっと、彼を呼んでみる。

声を聞かせて。
嘘じゃないって、思わせて。


「………」

「東吾…?」

彼からの返事がない。
眠ってしまったのかな…。

彼の顔を見ようと…そっと、後ろを振り返るように身体を動かしてみる。

ギュッ!!

……え?


私が動いた途端、彼の腕の力が強くなり、私を押さえる。

……えっ、何で。


―――後悔……してるの?
私とこうなった事。
それで顔を見たくないの?


ねえ、東吾、…そうなの?





< 168 / 212 >

この作品をシェア

pagetop