意地悪同期にさらわれました!
「…何よ。
意味が分からないのは東吾の方でしょ」
…言わなくていい。
いちいち責めなくてもいいってば。
頭ではそう思ってる。
面倒臭い、と彼が思う前に自分で思う。
だけど…。
「何だよ。言えよ」
…会社でも昨日は彼が好きだと私の目の前で言った女がいた。
廊下でキスをした時も、見ていた周りの女達が悲鳴を上げた。
分かってる。
東吾はモテるもの。
私は……きっと、自信がないんだ。
いつか、誰かに彼を盗られる。
……そんな気がしていた。