意地悪同期にさらわれました!
「何で…。私、あれからずっと赤崎さんの電話を待ってたんですよ?
私からだと…、しつこいかなと思って…。
なのに…」
ポロポロと泣きながら俺を見つめる瞳に……
………うんざりする。
うへー…面倒臭ぇぇ。
……ちら、と野田の方を見る。
野田はニヤニヤと笑いながら事の成り行きを見ている。
「好きなんです!!本当に!!
野田さんよりも、私の方が…きっと赤崎さんを好きです!!」
………そうだろうな。
野田には好かれてないし。
むしろ、嫌われてるし。
君は正しい。
…だけど君は……面倒臭い。