意地悪同期にさらわれました!
……は…?
黒木課長…と?
そうか。…そういう事か。
もう、恋人のフリなんてしなくてもいいんだな。
それがお前の話だろ。
……分かったよ。
明日からまた、いつも通りにしてやるよ。
まあ、キスしただけで後は何もなかったし。
始まってもいなかったから、傷付くはずもない。
だけど、俺の心はいくぶん重く沈んでいた。
まあ、明日になれば元に戻るだろう。
「ああ、そう。ありがとう。
じゃお先に」
笑顔でそう告げると俺は再びエレベーターへと向かった。