Alien執筆言い訳日記(ブログ的な何か)
2月12日 例の味噌汁を作ってみた



 どこに嫁に出しても大丈夫なように、裕に炊飯器の使い方と味噌汁の作り方は母を通じて教えたんですが、先日初めて他人にそれを食わせるという暴挙に出やがりまして、幸村さんが塩振って完食した例の味噌汁を

 作ってみた。

 ええ、どんな味か確認は必要でしょう責任はないけど。作ってから書けよ、と言われる向きもあると思われますが、それは裕が作っちゃったんで、あとから追試は当然だよね。俺、あいつらの観察者だし、ただのキーパンチャーだし。

 裕はお母さんから普通の味噌汁の作り方を学びました。でも合理的な裕は、お母さんが目分量で決めてた味噌の量とか水の量とかダシの量をその度に計量して平均値を出し、同じものを作り続けるほうが買い物もコスパ計算も合理的にいくということを考えました。しかしそのあとで脚気で受診した時の栄養士の指導とやらで、アレンジ加味して後、今に至るとなってます。

 というわけで、死ぬまでに自分が身体不調により、自己の肉体の存在を感じて苦しまないために健康でいるという逆説的な健康志向の裕ですが、味とか風味に関係なく、色々と入れてますので、書き終わった後、これどんな味か是非知りたい、なら作ろうという作者が作中人物ストーカー化してる現在状況です悪いかだって裕可愛いんだもん。

 では以下、裕に聞いた作り方です。ええ、今日の晩飯に作ったんです。旦那が食ってみたいって言ったんです。勇者だね。

・材料(2日分=2回分=2人分)

 ちくわ(2本)7
 高野豆腐(大1個)8
 乾燥ひじき(大さじ1)
 人参(大4分の1)
 キャベツ(葉2枚)
 玉ねぎ(4分の1)
 味噌(50g)6
 水(500ml)
 粉末ダシ(小さじ1杯=5ml)
 
1.下ごしらえ。ひじき(ビーカーに200mlの水と一緒にいれる)と高野豆腐(直径90mm×20mm高さのステンレスシャーレが丁度いい大きさ)をそれぞれ水に浸して戻しておく。
裕「具材を切っているうちに戻るので、“必ず”切る前にこれをすること。時間のロスは出さないで下さい」

2.材料を切る。ちくわは5mm厚に輪切り(厚さはこれ以上でもこれ以下でも食べにくい=時間がかかる)、人参は1本の4分の1を皮を剥き縦半分に切り、2mmくらいの短冊切りにする(火が早く通る)。キャベツは長さ5cm幅1cmくらいの適当なザク切りで良い。玉ねぎは4分の1を2mm程度の薄切りにする。切ったものは同一のボールに入れておく。
裕「人参は短冊のほうがいちょう切りより切る回数が少ないのでいい」

3.材料を切り終わったくらいで、高野豆腐が戻っているので、これを絞って水を切り15mmくらいのさいの目に切る。戻ったひじきをざるに上げ水を切る。

4.水を分量500ml鍋に入れ、全材料を投入。沸騰するまで強火。沸騰したらダシを入れ、弱火で蓋をして10分煮る。
裕「この間に調理用具の洗い物をし、茶碗類と箸を準備」

5.煮えたら味噌をといて出来上がり。
裕「熱いので、冷めるまで食べられません。ご飯は先に炊いていつもお冷にしておいてます」


 さて、人参やキャベツや高野豆腐やちくわのパステルトーンの中にひじきが黒々と散りばめられたカンディンスキーの抽象画様の見た目のものが出来上がります。うちは別に熱くていいので、よそってすぐに頂きますした。

 味…甘い。すごく甘い。人参と玉ねぎとキャベツから出た甘さ。関西人好きそう。東北人でなければ、塩加減はこれで全然足りる。てか、不味くない。フツーに食える。ちくわが魚臭いかといえば、味噌で臭さが抜けてるし、ひじきも邪魔にならない。味噌汁の常識に囚われなければなんの問題もない。確かに甘みがあるんで、これだけでご飯食べるんなら東北人なら多少塩振ってもオカズの濃さだな…と、実際塩振って幸村さんの味でも食った(検証細かいな)。甘さがかなり塩味を吸収するんで、食卓塩なら2〜3振りでいい感じに濃くなる。でも振らないで十分いけます。ちくわと高野豆腐からダシ出てるんで、けっこうしっかりした味になる。

 この味噌汁1杯分でタンパク質が10g。胚芽米食ってるようなんで、1合炊いて半分を1食で食べる裕は1膳10gの米のタンパク質を加算。1食20gとなる。

 1日の成人のタンパク質摂取量は、身長から割り出した適正体重(自分の体重ではないよ)1kgあたり0.66gのタンパク質を摂るのが目安。裕はこの時期172cm×56kgという体型(ちなみにムーディ勝山と同じ…らしい)なのですが、適正体重は65kg。1日に40gぐらいは摂ったほうがいいようです。あとの2食で20gだ。がんばれ裕。牛乳600ccで20gイケるぞ。










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