Alien執筆言い訳日記(ブログ的な何か)
7月11日 半月振りですかね…


 こんにちは…いろいろリアル世界が多忙でバーチャルに戻って来れなかったアライです。

 新しい仕事場は前より広く、内装もゴージャスで良いんですが、レジや接客のオペレーションがかなり刷新されてしまい、覚えたり引っ越しの荷物を片付けしたりと平行で日常業務が次々入り、まぁ、本当に忙しいというか落ち着かない毎日です。どこに何がある? と捜し物はなんですか見つけにくいものですか的な日々にうんざりww
 
 職場の移転の疲れと体調低下で執筆がおろそかになってます。あんなに書けてたのに…シクシク。仕方ないので、疲れて眠れなかった夜に書いた最新の詩など貼っておきます。代わり映えしない作品ですが、That’s お目汚しです。



『スコルピオ』

毒虫の中の生と死の深淵を覗いているうちに
いつのまにか取り込まれていた
単生生殖のエロスがタナトスを産み
地平線に沈んでいく
そんな景色を見ながら日暮す
開け放った窓から流れ込む
夜風に背中を嬲られて
もう犯されなくてもイケる身体になった
毒虫と少しづつ同化していく
癒合の始まった皮膚が少し戦慄く
感覚が完全に開くと人の身であろうがこうなる
毒虫は違う国では龍と呼ばれ
慈悲と魔力を運んでいる
ちょっとだけ死を恐れない国の人たち

私はどちらでも構わない

この中では距離という迷妄がない
遠くの知らない誰かが夢の中に出てきて
曖昧に溶けこんでまぐわる
深淵に沈んで帰っていく時の残り香が
夢の外側にもほんのりと香ってくる
そんな朝がなんとなく好きだ




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