波 風 空  想い出 Diary
オリオン の 指先
いつからか続く 長い夜はいつも通り

カーテンの隙間からの薄い明かりて終わり
眠りに堕ちる

街から 人々から逃げてきた


いつから  どれくらい こうして いたのだろう


もう 無意味に 日を数えるのは やめていた


ただ 部屋で ネットの掲示板を ロムって・・ 時には アラシて・・ 無駄に時間が流れていっただけ

暇つぶし の 掲示板アラシは オモシロイが 自己嫌悪の落ち込みも付き纏う 

ハンドルネームは ”オリオン”  意味も無く 暴れていた


そんな掲示板の中  気になる 書き込みがあった


名前は ”アンドロメダ”

彼女は 鬱病だった   彼女の書き込みを見つけると 何故かトキめいた・・

”アンドロメダ”を揶揄するような 書き込みがあると

そいつを メチャクチャ 攻撃した

暴言を  卑猥な言葉を  浴びせて


・・窓の外が暗くなる頃 ポケットに ウィスキーのボトルを 隠して

マンガ喫茶に行って 夜を明かした

部屋で 眠れずに朝を待つのは 怖かった から・・




< 1 / 105 >

この作品をシェア

pagetop