3年分のキス
たかおちゃんのお母さんを見るのは初めてだった
たかおちゃんは、
わたしのこと両親に言ってあるってゆってたな
彼は、笑顔でお母さんと話していた
あぁ、お母さんのことは覚えてるんだな
そう思ってまた胸がちくりと痛んだ
聞けば、彼が覚えていなかったのはわたしのことだけ
わたしと過ごした2年間だけ忘れてしまったらしい
ほんと、神様って残酷
そうこうしているうちに、お母さんがわたしに気づいて立ち上がる
彼女と目が合ったわたしは一礼をする
たかおちゃんはそれをまた不思議そうに見ている