3年分のキス
「…あ、はじめまして」
緊張して、下を向きながらしか言えなかった
「もしかして、心結さん?」
たかおちゃんのお母さんは目を見開いて言った
その言葉にぱっと顔をあげて彼女の顔をみた
しわが彼より多くても
口元と、目がたかおちゃんによく似ていた
この人が、たかおちゃんのお母さんなんだ
「はい、そうです」
「あらー、会いたかったわ」
そう言って彼のお母さんは笑ってくれた
その笑顔はやっぱり、たかおちゃんに似ている