3年分のキス





「……戻りたい」



零れた本音だった

二年間
彼だけをみつめてきたわたしにとって
彼がいない生活は死に近かった



「戻りたい、戻りたい、戻りたい!」



わたしの声のトーンは
どんどん大きく、そして荒くなる
一枚、一枚
写真が床に落ちてゆく


気付けば涙が溢れ

数百の写真たちと涙は
床に散らばってしまったのだった




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