3年分のキス




それから
母にしばらくお見合いの内容を説明してもらって

わたしは実家を出た


ぼんやりする意識の中わたしは空を仰いだ
綺麗なオレンジ色の空だった




「…結婚、しよう」




今も鮮明に蘇る、彼の言葉
呟くと、なんとも切ない気持ちが胸を締め付ける

あの時の幸せは底知れないものだったことを思い出す


今やもう、叶わぬ夢となってしまった





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