3年分のキス



見えないところにやってしまう前に
まさか見るつもりなんてなかったから

わたしの心臓は怪しく波打つ


ぎゅっと目を瞑って
頭に残る写真の残像をかき消すように
写真を封筒の中にぐっと入れた


机のそばにあった椅子の上に乗って
押し入れの上のほうにその封筒を置く

戸をすっと閉めたときには、心にぽっかり穴が空いたようで


崩れ落ちるように椅子からおりた

わたしの頬には一筋の涙が伝っていた




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