3年分のキス
彼の車に乗るのはもう慣れたものだった
最近車の免許をとったばかりらしく
最初のころの運転はとても危なっかしかった
でも今では上達が伺える
わたしのアパートまでの細い道も楽々彼はクリアしていって
家の前までたどり着いたのだった
「今日は、ありがとう」
彼の顔をみつめた
そしてふわっと笑ってみせた
彼はやっぱり照れくさそうに下をむく
じゃあ、おやすみなさい
そう言って彼に背中を向けて車から降りようとしたときだった
彼がわたしの腕をつかんで引き止めた