3年分のキス
ただし
あそこにはあの写真を眠らせた覚えがある
今まですっかり忘れていたのだけど
彼を忘れかけていたわたしにとって
あの奥を覗くことは多少勇気のいることだった
わたしは思わず目を泳がせた
目の前にある段ボールと押し入れの上段を行ったりきたり
「よし」
わたしは立ち上がってそこを探すことにした
椅子を下に置いてその上に立つと
やはり、茶色い封筒がわたしの目に入った
それと同時に透明のクリアファイルが置いてあるのもも目に飛びこんできた
「あった…!」
茶色い封筒よりも先にクリアファイルを掴んだ
こんなところに置いていたのか、そう思いながらファイルを床に置いた