年下のアイツと過ごす? クリスマス・イブの夜に・・・
きっと仕事だ、なにかトラぶって、
抜けられないんだ。

うん、そうに違いない。



私はそう思った。


いや、そう願うように
自分に言い聞かせていたんだ。



きっと部長は来てくれる。


『遅くなってごめんな。』
そう言って笑顔でやって来る。

部長はそういう人だもん。



私は一歩前に出て空を見上げ、
冷たい雨を顔から浴びた。


冷たい・・・

冷たいよ・・・


私の目から一筋の涙が流れた。





< 87 / 230 >

この作品をシェア

pagetop