僕は生徒に恋をした
「何でそういうこと言うの?」

「ずっと迷ってた。
このままお前と付き合っていていいのか。
お前の人生を俺が台無しにしてるんじゃないかって」

「そんなことあるはずない。
嫌だよ、そんな話なら聞きたくない」

山田は俺の隣で俯きながら耳を塞ぐ。

「山田、聞いて」

俺は彼女の手を耳から離させる。

そして目を逸らさずに言う。

「俺の気持ちは変わらないから。
俺が好きなのは山田だけだよ」

彼女は再び涙をこぼし、その潤んだ目に、いつも以上に吸い込まれそうになる。

「もし半年後、春になって山田の気持ちもまだ俺にあったら、そのときはもう一度…」

山田の涙は止まらない。

彼女と付き合うと決めたときに、もう傷付けないと誓ったはずなのに。

どれだけ彼女を苦しめればいいのだろう。
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