僕は生徒に恋をした
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どれくらい俺達はこうしていただろう。

時計を見ようにも、部屋は暗くてその場所を捉えることすらできない。

気付けば外の風は少し弱まり、雷はおさまったようだった。

「…山田?」

山田の顔を覗き込むと、暗がりの中ではあったが、頬を伝う涙の跡がはっきり見えた。

俺は無意識にその跡を拭うようになぞる。

山田の黒目がちの目が俺を凝視していた。

彼女の頬に触れる指に電気が走る。

彼女の目に吸い込まれそうになる。

俺は彼女の顎を少し持ち上げ、親指で唇に触れようとした。

そのとき、部屋の電気が急に点き出し、俺は我に返った。
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