☆ 女芸人とアイドル ☆

「聞いてねーよ。親父とお袋は?」

「近くのアパートに仮住まい中」

「…」


そんな大事なこと普通は言うだろ?

俺はムッとしたまま兄貴に教えてもらったアパートへと向かう。






「何で俺に連絡しないんだよ」

「だってアンタ、雪乃さん家から帰ってこないから」

お袋はふてくされたようにそう言う。

「もう戻ってこないのかと思ってお母さん…」


それでスネちゃったってわけね。

お袋は昔から俺にベッタリだったもんな。

まるで彼女みたいに俺に干渉してきたりもする。


< 165 / 308 >

この作品をシェア

pagetop