☆ 女芸人とアイドル ☆
「美味しいもの作って迎えてくれるんじゃなかったの?」
「悪い!」
「私のほうが迎えてどうすんのよ」
雪乃に先を越されたばかりか、スーパーでご馳走を買ってくるのも忘れた俺。
これはかなりヤバイな。
「途中でファンの子たちに捕まって端からサインしてたんだよ」
「ふーん。ファンの子と私、どっちが大事なの?」
「何だよそれ。雪乃らしくねーな」
「…」
「大体 アイドルと付き合うんなら、そんくらいの覚悟はしてくれよな!」
「相変わらず俺様だねぇ」
雪乃は呆れたように俺を見ている。