キスはおとなの現実の【完】
わたしはビールの味にとくにこだわりがない。
というか、味の違いなどまったくわからない。

手まえにあるものを手にとった。

アメリカ製のバドワイザー。
赤いラベルがちょっとおしゃれ。

「二百十円です」

さすがただの立ちのみスペース。
ぼったくれない正規の値段。
とんでもなく良心的。
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