キスはおとなの現実の【完】
厨房からはがちゃがちゃと、びんのぶつかる音が盛大にきこえてくる。

しばらくたつと、また男の人の声が響いた。

「ちょっと量おおいんで、何回かにわけてとりにきますね」

「あ。はい。お願いします」

店員とおぼしき人の声もきこえた。

「よい……しょっと」

元気のいい声が響くと、プラスチックケースをおなかにかかえた業者の男の人が厨房からでてきた。

一ダースいりを二段重ね。
なんとも力持ち。
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