ミルクティー色の女子×メガネ男子
*第一章*
変わった奴
「「キャーアァ!!!」」
「「可愛いー!!!」」
「「どっちが落とせるか賭けようぜ」」
次々に男女共に言う。
あたしのことを言ってるらしいけど。
なんか...うざい。
可愛いって言ってくれるのは嬉しいけどいつも下駄箱に男女からラブレターが入ってたり呼び出しや果たし状やら...
そんなのが続いてたら嫌にもなりますよ。
勝手に、あたしの彼氏をイケメンで有名な中伊 翔にしているし...。
あたしは彼氏いないの!
欲しいとも思わないし。
ちなみにあたしは安藤 愛実。
女子高生だけど...平凡ではない生活。
「...愛実ちゃんの肌すべすべだなぁ」
「そうですか...」
中伊君があたしの頬を触ってきた。
あたしと中伊君は、1年E組教室で隣同士。
だからあたしの頬を触れちゃうの。
「...その唇、奪っちゃいたいな」
「えっ?」
ええぇぇえ?!
中伊君何言ってるの?
誰ともキスしたことないし!
したくもないし!
変なこと言わないでよ、周りの人が誤解しちゃう。
本当何を考えてるか解らない。
「愛実ちゃんはキスしたことあるの?」
う゛っ
そうゆうの言うの辞めなさいよ!
周りが誤解しちゃう!
「「キャアアァー!!!!!」」
「愛実様、キスしたことあるんですか?」
「翔様とキスしたんですか?」
女子たちが妄想し始める。
「違うから。したことないよ」
「キャァア!!初々しいですね!」
女子たちの妄想を止めたはずがもっと妄想し出した。
しかも、中伊君の肌を触る手が止まらない。
さすがに鳥肌が立ってきた。
そんな時...
―ガラッ