藍色の城
梅雨の時期に入り、
今朝から大雨洪水警報が
出されていた。
真夜中の一本の電話。
着信は…………
[コウくん]
え…!?ウソ…!?
こんな時間に…!?
嫌な予感がした。
もしかしたら、バレたのかも
しれないと。
──もしもし…。
──咲妃さん!?今から○○救急センター
に来れる…!?
心臓がトクンと波打った。
──兄貴が事故った。意識不明なんだ。
来てやってほしい。
いつもの優しい声が今は震えている。
頭の中が真っ白になった。
ウソ……昨日は私と居たんだよ……!?
──咲妃さん!?大丈夫。兄貴はまだ
大丈夫だから、来てやって。