藍色の城
『昨日なの……昨日…陽に別れよう
って言った。』
蒼白な顔したキミと目が合って。
張り裂けるような胸の痛みを
感じながら、経緯を話した。
『陽にもしものことがあったら
……私っ…!!』
取り乱す私を大丈夫と言って
震える肩をさすってくれた。
ごめんね…コウくん。
傷付けてごめんなさい。
私が弱いから……
こんな結果を招いちゃったね……。
自分勝手だってわかってる。
外の雨は激しく窓を叩きつけている。
時折鳴り響く雷の音。光る空。
顔の前で手を握りしめ
何かを考えているキミの横顔。
こんな形でしか、キミを
愛せなかった。
キミへの想いはまだこんなに
溢れているのに……
私は陽を失いたくないって
思ってる。