藍色の城
少し離れた待合室で、
私とコウくんは話をした。
手が震えて、涙も止まらない。
ねぇ……大丈夫だよね!?
陽、死なないよね!?
さっき見た陽には、全く精気が
感じられなかった。
一瞬触れた肩からは微かに
体温を感じたけど。
テープで固定された酸素マスク
に繋がれた陽の痛々しい傷跡。
目の付近には血の塊のような
アザさえ見えた。
昨日逢っていた陽は、どこにも
居なかった。
『電話…くれてありがとう。』
声が上擦って上手く喋れない。
私のせいだ……
私が傷付けたから……
『ごめんなさい……陽が事故したの
…私のせいかも。』
『え…!?どういうこと!?』