君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~
『寒!!』
私の隣でガタガタ震えてる悠緋。
辺りは雪が降り積もっている。
そう、もう季節は冬になっていた。
秋は無事終わった。
「寒!!ってかブレザーは?」
ニットのカーディガンだけ着ている悠緋。
ブレザーなし!?
こんな寒い時期で…
『忘れた…』
「馬鹿!!」
悠緋の馬鹿は相変わらず…逆に瞬夜は、賢くなってきたみたい。
この前は成績の見せ合いで、瞬夜に全て負けた。
『寒い…寒過ぎる…』
今、私と悠緋の席は隣同士。
瞬夜は少し遠くなった。
「私のカイロ、良かったら使って?
私今寒くないから」
悠緋にカイロを渡したのは、学級委員の美稀。
優しく周りからモテモテ…─
『サンキュー♪
やっぱ美稀は誰かと違って優しいなぁ』
そう言いながら、横目で見てくる悠緋…─
こいつ!!
「はいはい」
そうですね。っと心の中で言い返す。
そりゃ私こんなんだし。
て、私は瞬夜一筋だし!!
「2人共、仲良いね!」
なんか興味津々に美稀が言ってきた。
『誰がこんなやつと』
「誰がこんな馬鹿!!と」
私と悠緋の会話を見て笑いだす美稀。