君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~
この言葉は本当に効く。
《キーンコーンカーンコーン…》
『じゃ、俺部活行ってくるな』
「頑張ってね!」
悠緋はスポーツバックを持ち、勢いよく体育館へと向かって行った。
バスケ本当に好きなんだ…─
『あいつの事好きなんだ』
「はぁ!?」
瞬夜何言ってんのよ!!
頭おかしいんじゃないの??
あいつはただの親友だし...
『毎日一緒に帰ってるし、付き合ってる?』
「んなわけない!!」
うわ…──
私、性格戻っちゃった。
せっかく言葉使いよくしようと決めたのに。
『やっぱり霈祢、その性格合うな』
「えっ?」