君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~
撮影が終わり、今は落書きタイム。
「うわっ!!ちょっとやめてよ」
『それともこうか?』
「だめ!!」
私の目に凸素材のデカ目を重ねた悠緋。
ついでに鼻も...
『はははっ』
私の隣で口を押さえながら、笑ってる瞬夜。
やっぱり、瞬夜はちょっとおとなしい方がいいみたい。
あんまり自分も、はしゃぐ方じゃなかったみたいだし。
「ならこう!!」
『くっ!!やりやがったなぁ』
悠緋の髪の色を白髪頭にしたり、メガネ付けたり、ひげ生やしたり。
もう顔がめちゃめちゃだ...
『あっ』
急に瞬夜が声を出した。
『落書き時間後3分』
「『マジ!?」』
急いで私と悠緋はさっきまでやっていた、おふざけ落書きを消し、やり直した。
もうパパッとしちゃえ!!
時間がないし!!
「瞬夜、あんま時間ないけどはい」
落書きのペンを瞬夜に渡した。
『うん…』
ちょっと困ってるみたいだ。