BE MY ANGEL
博士はオレ達ヒューマノイドを分け隔てなく育ててくれた。


博士は原子力ミサイルがロシアに打ち込まれた時に妻と娘を失ってしまった。


そのせいか、オレ達を本当の子供のように思っているみたいだった。


小さい時はよく遊んでくれたし、時々料理も作ってくれた。


料理といっても食べられる物は限られているけど。


だからオレ達も博士のことは本当の父親のように思っていた。


オレ達に親はいないと言ったけど、戸籍にDNAがあるということは人間だった頃には親がいたに違いない。


今はノアの箱舟の乗組員以外に人間は存在しないので、オレもオレの親も全て死んでしまったのだろう。


博士は戦闘の時、もし危機に陥ったらすぐに引き返して来いと言った。


博士はオレ達のことをとても大切にしてくれていた。
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