BE MY ANGEL
防衛大臣の息子の死を知った人間達は嘆き悲しんだ。


オレ達ヒューマノイドも助けたいのはやまやまだったが、何分数が違い過ぎる。


もし助けに行けば、みすみす殺されに行くようなものだった。


殺されるだけならまだマシな方で、自白剤を打たれればロボット達にヒューマノイドの情報が知られてしまう。


それは人間達にもあらかじめ知らせてあるので、他の人間はそんな馬鹿な真似はしなかった。


皆、自分の分を分かっていて大人しく慎ましやかに暮らしていた。


時たま夫婦やここで知り合ったカップルに子供が生まれると、貴重なのでとても大切に育てられた。


オレ達は人間との接触を禁じられていた。


それは人間との格差を図る為。人間は守る為の対象でしかなかった。


その為人間は博士を神、そして神が生み出したヒューマノイドを天使と呼ぶようになった。
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