空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
おじいさんは
慌てて後を追ったボクらの前で
ナゾの呪文みたいな物を繰り返し
次には、ロボット横の機械に
なにかを打ち込む動きをした後
頭をガリガリ掻きながら唸って
しばらく後に、ガックリとヒザをついた
「 やはり… 反応しない…
…乗れない!!
パスワードは一致していたのにっ!!
なのになぜだ…
やはり、年齢制限なのか…っ?! 」
「 違いますよ ウエハラ博士 」
「 ……だっ!! 誰じゃおまえはっ! 」
駅長さんを見て
おじいさんは叫んだ
「 貴方が思考プログラムを開発する事に
我々は初めから、警告を出していた
…こうなる事は
目に見えていたからね
それなのに君は
誰の助言も聞かずに私物化し
果ては、データと一緒に逃げ出して
独りよがりな研究を続けた 」
「 おっ… お前らかっ!!
ワシの研究を盗んだのはっっ!! 」
「 このロボットには
完全に、君の思考が深層に定着している
"自分以外を認めない"
だからこのロボットも
"自分以外を認めなかった"だけだ 」
「 ―――… っ?! 」
「 だからどれだけ
パスワードが合っていようとも
… そのロボットは、永遠に動かない
本当に"誰も動かせないロボット"が
出来上がってしまったのだよ ――… 」