逢いたい理由
「うーん。」
25番ってどこだろう?
黒板を見たら右から2列目の前から3番目。
まぁまぁ、いい席・・・、かな?
「館山ー。何番ー?」
宮形君が自分のくじをぴらぴらさせながらこっちに来た。
「・・・、え?ぁ、25番だよ。」
そう言うと宮形君は目をダイヤモンドのようにキラキラと輝かせて、
「まじ!?俺26番なんだけど///」
すごく大きな声で言った。
「本当?よろしくね。」
どうやら宮形君は私の後ろの席みたいだ。
そしたら、いきなり高橋君が来た。
「な、亮介・・・、26番なの?」
チラッと私をみながら宮形君に問う。
「そうだよ。それがどうかしたか?」
宮形君は困惑気味に高橋君を見る。
「いや、なんでもない。ってか俺、6列目の前から3番目だった。」
少ししょんぼりして言う。
なんだか子犬みたい。
「うーわ、いい席じゃん。左側壁だから誰もいないじゃん。」
宮形君はうらやましそうに高橋君を見た。
「でも、俺いーし。館山いるから。」
後ろから、私の肩に顎を乗せてそんなことを言った宮形君。
振り向くと、高橋君はなぜか固まっていた。