秘密な彼氏
思わず私は目をつぶった。

しかし…クスッと隆志に笑われたと思ったら、唇が耳に近づいてきた。

…あれ、違った。

そう思っていたら、隆志が言い出した。

「お仕置き、ね?」

思わず隆志の顔を見たら、彼は甘い笑顔を浮かべていた。

お仕置きの意味は、もちろんわかっている。

「寝かせないから、覚悟してね」

こんの、エロ医者!

隠し事をしていた私も私で悪いんだけど。

でも、好きだから仕方がないのよね。

隆志が好きなのは、事実なんだから。
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