秘密な彼氏
「だからさ」

隆志の顔が近づいてくる。

この後に続く言葉は、もちろんわかっている。

「シよ」

そう言われたのと同時に、私は隆志に押し倒された。


「思い出した?」

隆志がそう言って、私の顔を覗き込んできた

はい、思い出しました。

私はコクコクと、首を縦に振ってうなずいた。

「でもさ、それよりも隠し事はないんじゃない?

俺に内緒で両親に会うなんて」

隆志の顔が私に近づいてくる。

これは、されてしまう!
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