秘密な彼氏
「冷たい?」

隆志が聞いてきた。

温かかったら、氷じゃないと思うんだけど…。

心の中でツッコミを入れた私に、
「あやめもシてみる?」

隆志がアイスティーを差し出してきた。

「――はっ…?」

私もするの!?

氷を口に入れて、隆志とキスをするの!?

隆志の顔は、完全に乗り気である。

ううっ、わかりましたよ…。

アイスティーを受け取った後、それに口をつけた。

氷を口の中に入れたことを確認した後、隆志と唇を重ねる。

「――んっ、ふうっ…」

舌を隆志の口の中に入れて、なでる。

氷も、隆志の口の中へと一緒に入れた。

「――はあっ…」

冷たい氷が、だんだんと溶けてなくなって行く。
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