秘密な彼氏
私、認められたってこと?

意外とあっさりと?

「言われなくても大切にするに決まってる!」

そう叫んだ隆志の顔は、笑顔だった。

どうやら、本当に認められたらしい。


「なんか、すごく呆気ないんだけど」

帰りの車の中、私は言った。

「そうか?」

「もっといろいろあるんじゃないかって思ってたから」

「いろいろって…」

苦笑いする隆志だけど、まんざらではないらしい。

でも、いいかな。

隆志とずっと一緒に入れることになったんだし。

隆志の顔を見ながら、私はそんなことを思っていた。

☆★END☆★
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