秘密な彼氏
隆志の甘い笑顔。

耳元でささやく、甘い愛の言葉。

知っていると言うように、勝手に触れる甘い指先。

それに逆らえなくて、負ける私も私だ。

結局聞きそびれると言う結果だ。

隆志の全てに逆らえなくて、流されてしまう。


はあ、私はバカだ…。

「明日まで反省文なんて書けないし…」

枕に顔を埋めて呟いても、出された反省文が消える訳がない。

「あーやめ♪」

隆志が呼んだのと同時に、ベッドが揺れた。
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