秘密な彼氏

Chapter2.5

ああ、もうお昼か。

「――んっ…」

カーテンから差し込んできたまぶしい光に、俺はそんなことを思った。

こんなにも天気がいい日は、デートが当たり前なんだろうな。

でも俺たちは、ベッドのうえでデート中だ。

そっと、隣で眠っている彼女――あやめに視線を向けた。

「――かわいい…」

かわいくて仕方がない、俺だけの愛しいあやめ。

同棲して、キスして、エッチして…もう何ヶ月経ったんだろうか?

こんなかわいいあやめは、俺のものだ。

誰にも渡さない。

「あやめ、大好きだよ」

チュッと、かわいい白い頬に唇を落とした。
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