秘密な彼氏
あやめとのキスは久しぶりだった。

ここ数日はあやめ不足で仕方がなかった俺は、思う存分に彼女を補充する。

でも、まだ足りない。

キスだけじゃ足りない。

唇を離した後、あやめが身につけていた服を急いで脱がした。

露わになった白い肩に口づけをすると、
「――やっ…!」

ビクッと、躰が素直に震えた。

唇からは甘い声がこぼれ落ちた。

指でジャムをたくさんすくった後、あやめの躰に塗りつけた。

首から鎖骨、鎖骨から胸、胸から腹へと…。

それだけじゃ足りなくて、あやめの内股にも塗った。

「――んっ…」

熱でもあるのかと聞きたいくらい、あやめの目は潤んでいた。
< 78 / 170 >

この作品をシェア

pagetop