バスケより一番に
「それじゃあ私が振られた意味ないじゃん!!」
「えっ…」
「せっかくあきらめて二人の事応援しようとしてたのに…
第一春弥は本当にそれでいいの?」
「俺は…」
波奈は俺の事をいつも気にかけてくれてた。
一人で悩んでる時も思いどうりに行かなくて落ち込んでる時も…
いつも隣で俺を励ましてくれた。
「春弥どっち?」
女を初めて好きになった。
また波奈の笑顔が見たい。
ここで諦めたらもう二度とチャンスは来ない気がする。
「俺、波奈に会って誤解を解く。
何としてでもまた俺の元へ帰って来てもらいたい」
「うん。
それでこそ私が惚れた春弥だよ」
「おぅ」
絶対に諦めない。