バスケより一番に

一緒の帰り








「……」




男の人と二人きりで帰るなんて今までなかったから妙に緊張する。




「…あのさ、留里は?」




「あの先輩なら先に帰りました」




「えっ、何で?」



ひどいよ私を置いて一人先に帰るなんて…




「まぁ、俺が帰らせたんですけどね。」




「そうなの!?」




「はい。
白木先輩に俺が送りますから先に帰っていて下さいって言いました」




「そうだったんだ…
私てっきり置いて帰ったかと思っちゃった」




「そんな事あるわけないじゃないですか」



「やっぱり!
大人数で帰ってるならまだしも、二人だよ?
普通気付くよね」



「そう考えますか…」



「他にどんな考えがあるの?」



「う~ん…」



「ほら、小柴君だってないんじゃん」



「そうですね」



「ハハ、認めた」



何か一緒にいると楽しいな…











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