最後の恋、最高の恋。


好きじゃなくなったから、優しくしてくれないんだろうか。

大好きなお姉ちゃんの妹なんだから、今までの優しさを少しでも見せてくれないかな、なんて卑屈な考えまで出てきてしまう。



好き、なんて感情。
素敵なときは片思いの時だけだ。


好きになったら、みんな裏切って。
お姉ちゃんを好きになって。

辛さだけを残していく。



坂口さんだって、私を裏切らないと言っておきながら、私を好きにさせておきながら、アッサリとお姉ちゃんに乗り換えて早々とお姉ちゃんと幸せになってる。

誰よりも深い傷を付けて。


そして、その経緯を私にご親切に話をしてくれようとしてる。


そんなの聞かせてどうするの?


好きにさせてしまったから、諦めさせるために惚気るつもり?




「……私は、話をしたくありません」


< 157 / 337 >

この作品をシェア

pagetop