この先生は危険人物につき注意してください
「おい達也、みのる、待たせて悪い。ちょっと来てくれ」
中に入って焼きそばを頬張る達也を狼の目で睨み付ける白鳥はみのるが居ないことに気付く。
「みのる?あいつどうやら帰ったぽいですよ?」
「あの糞タヌキ。まあいい、達也来い」
「へ?」
学園北舎屋上
何でこうなったんでしょう?
帰ろうと外に出たらいきなり捕まって気付けば屋上で十字架に縛り付けられ人質に。なんてこった。
「おい貴様、100円ある?」
十字架に縛り付けられたみのるの横でちんちくりんな女の子が手を伸ばしてくる。誠になんかウザイです。
ひゅー、と強い風が周りに要る者の髪を靡かせている。膨らんだ胸を見ると全員女だ。総勢16人。下にもまだ大勢いる筈だ。下から何人か屋上に出入りしている。
「無いよ」
「あるだろ?ポケットからチャリチャリ鳴ってるぞ?」
「止めろ!これ電車代だ」
「この調子だとお前は帰れないんだぞ?」
「止めなさい、真弓」
周りで座っていた人の一人が立ち上がり、ちんちくりんな女の子をみのるから引き離してくれた。妙な法被を着たその女性は同じ法被を着た者達のリーダーなのか。ちんちくりんな女の子がその者に『局長』と呼んでいる。
その法被もまた見たことあるデザインで奇抜だ。青色をベースに袖に白いギザギザがある。
あ、これ『新撰組』の法被じゃないか。
中に入って焼きそばを頬張る達也を狼の目で睨み付ける白鳥はみのるが居ないことに気付く。
「みのる?あいつどうやら帰ったぽいですよ?」
「あの糞タヌキ。まあいい、達也来い」
「へ?」
学園北舎屋上
何でこうなったんでしょう?
帰ろうと外に出たらいきなり捕まって気付けば屋上で十字架に縛り付けられ人質に。なんてこった。
「おい貴様、100円ある?」
十字架に縛り付けられたみのるの横でちんちくりんな女の子が手を伸ばしてくる。誠になんかウザイです。
ひゅー、と強い風が周りに要る者の髪を靡かせている。膨らんだ胸を見ると全員女だ。総勢16人。下にもまだ大勢いる筈だ。下から何人か屋上に出入りしている。
「無いよ」
「あるだろ?ポケットからチャリチャリ鳴ってるぞ?」
「止めろ!これ電車代だ」
「この調子だとお前は帰れないんだぞ?」
「止めなさい、真弓」
周りで座っていた人の一人が立ち上がり、ちんちくりんな女の子をみのるから引き離してくれた。妙な法被を着たその女性は同じ法被を着た者達のリーダーなのか。ちんちくりんな女の子がその者に『局長』と呼んでいる。
その法被もまた見たことあるデザインで奇抜だ。青色をベースに袖に白いギザギザがある。
あ、これ『新撰組』の法被じゃないか。